ようこそ、Web技術の歴史を紐解く冒険へ。
最初のレベルは「静的(Static)」な時代です。ここには複雑な計算も、データベースもありません。ただ純粋な「情報」と、それを運ぶ「仕組み」があるだけです。
1. Webページの正体
あなたが今見ているこの画面。これは魔法ではなく、遠くのコンピューター(サーバー)にある 「HTMLファイル」 というただのテキストファイルを、あなたのコンピューター(ブラウザ)が読み込んで表示したものです。
💡 Webページ = お手紙
Webページは、サーバーからあなたに届く「お手紙」のようなものです。
封筒の宛名が「URL」、便箋が「HTMLファイル」、配達員さんが「HTTP」です。
仕組みの図解
ブラウザがサーバーからファイルを受け取るまでの流れを見てみましょう。
sequenceDiagram
participant User as あなた (Browser)
participant DNS as 住所録 (DNS)
participant Server as サーバー
User->>DNS: "shimaneko.tech" の住所はどこ?
DNS-->>User: 192.168.1.1 です!
User->>Server: [HTTP GET] index.html ください!
Server-->>User: はい、どうぞ (HTMLファイル)
Note over User: ブラウザがHTMLを
解釈して表示
図: Webページが表示されるまでの会話
2. 登場人物の役割
- HTML (HyperText Markup Language): 文章の構造(見出し、段落、リスト)を定義する「骨組み」。
- HTTP (HyperText Transfer Protocol): ファイルをやり取りするための「約束事(通信プロトコル)」。
- URL (Uniform Resource Locator): ファイルがどこにあるかを示す「住所」。
3. 「静的」であることの意味
graph LR
A[ユーザーA] -->|Request| S[サーバー]
B[ユーザーB] -->|Request| S
C[ユーザーC] -->|Request| S
S -- 同じHTML --> A
S -- 同じHTML --> B
S -- 同じHTML --> C
style S fill:#FFB74D,stroke:#333,stroke-width:2px
図: 誰がいつアクセスしても同じ内容(Static)
この時代のWebページは、誰がいつアクセスしても 「常に同じ内容」 が表示されました。
まるで印刷されたチラシのようなものです。